知恩院

知恩院(ちおんいん)は、1175年に法然上人が吉水の地に草庵を結んだことを起源とする、浄土宗の総本山です。広大な境内には、徳川将軍家(家康・秀忠・家光)の手厚い帰依によって建てられた壮大な建造物が並び、江戸幕府の威信を今に伝えています。全ての規模が規格外に大きいことから、「巨刹(きょさつ)」として知られ、京都の人々から深く親しまれています。
主な見どころ
- 三門(国宝)
1621年に徳川二代将軍秀忠によって建てられた、高さ24m、横幅50mの日本最大級の木造二重門です。楼上内部は非公開(特別公開時を除く)ですが、極彩色で描かれた仏画や十六羅漢像が安置されている神聖な空間です。 - 御影堂(国宝)
知恩院の中心となる本堂で、徳川三代将軍家光によって1639年に再建されました。間口45m、奥行35mの圧倒的な広さを誇り、法然上人の御影(木像)を祀っています。およそ半世紀ぶりの大修理が2020年に完了し、その荘厳な姿が蘇りました。 - 知恩院の七不思議
境内には古くから伝わる隠れた見どころがあります。御影堂の軒裏に残された「忘れていった傘」、歩くと鶯の鳴き声のような音がする「鶯張りの廊下」、千枚の畳が敷けるほど巨大な「千石杓子」など、遊び心と歴史の謎に満ちた伝説が楽しめます。 - 大鐘楼(重要文化財)と除夜の鐘
1636年に鋳造された大鐘は、高さ3.3m、重さ約70トンあり、日本三大巨大梵鐘の一つに数えられます。大晦日の「除夜の鐘」では、17人の僧侶が体ごと仰向けにぶら下がるようにして豪快に鐘を突く姿が、京都の冬の風物詩として全国的に有名です。
基本情報とアクセス
- 拝観時間
・境内・御影堂等:9:00~16:00(受付終了15:50)
・開門・閉門(三門より中):5:00~16:00(季節により変動あり - 拝観料
境内参拝は無料(方丈庭園・友禅苑の拝観のみ、それぞれ個別に大人300円〜400円程度の拝観料が必要です)。 - アクセス
・京都市営地下鉄東西線「東山駅」から徒歩約8分。
・京阪本線「祇園四条駅」から徒歩約10分。
・JR京都駅からは、市バス206号系統などに乗り「知恩院前」バス停下車、徒歩約5分。
・当旅館「せいしん庵」から徒歩約12分。 - Webサイト
浄土宗総本山知恩院 - Google MAP


