蹴上インクライン

蹴上(けあげ)インクラインは、明治時代に建設された世界最長の舟運ルートの傾斜鉄道跡です。琵琶湖から京都市内へ水を引く「琵琶湖疏水」の大事業の一環として1891(明治24)年に開業し、水路の落差が大きく船が通れない高低差約36mの坂にレールを敷き、台車に船を載せて運んでいました。現在は国の史跡に指定されており、線路跡を自由に歩くことができる京都屈指のユニークな観光スポットです。
主要な見どころ
- 線路跡の散策(インクラインのレール)
全長約582mにわたって続く、かつての傾斜鉄道のレールの上を自由に歩くことができます。日常では体験できない「線路の上を歩く」という非日常感を楽しめるのが最大の魅力です。 - 桜のトンネル(京都屈指の桜の名所)
線路の両脇には約90本のソメイヨシノやヤマザクラが植えられており、春になると満開の桜がレールの頭上を覆い尽くします。線路と美しい桜が融合した幻想的な景色は、SNSでも世界的に大人気です。 - 復元された台車(三十石船)
インクラインの下(南禅寺側)の終点付近には、当時実際に使われていた関西型の「三十石船(さんじっこくぶね)」を載せた台車が復元・展示されており、当時の輸送の様子をリアルに体感できます。 - ねじりまんぽ(近くのトンネル)
インクラインのすぐ下を通る歩行者用トンネルです。上を走るインクラインの重さに耐えられるよう、煉瓦(れんが)が斜めに渦を巻くように積まれており、その独特の幾何学模様が美しく見応えがあります。
基本情報とアクセス
- 営業時間
24時間立ち入り可能(夜間のライトアップなどは基本的にありません)。 - 拝観料・入場料
無料(いつでも自由に散策できます)。 - アクセス
・京都市営地下鉄東西線「蹴上(けあげ)駅」1番出口から徒歩約3分
・当旅館「せいしん庵」から徒歩約9分。 - Webサイト
日本遺産琵琶湖疎水 - Google MAP


